高齢化社会が進む現代。医療機関で最期まで診てもらうことが難しくなり、在宅での療養を余儀なくされるケースが増えています。病院から退院したものの、ご家族や環境の事情から自宅療養が難しい方。医療依存度が高く、施設の退所を促されてしまうというケースもあります。
そのような悲しい思いや不安な思いをすることなく、最期の1日まで安心して過ごしていただける「新しい居場所」をつくるのが、私たちの仕事です。
利用者様とご家族の想いに寄り添い、
不安のない日々を過ごしていただきたい。
それが、スタッフ一同の願いです。
健康寿命から天寿を全うするまで、およそ10年あるといわれています。
つまり、自立した生活が困難になる期間が平均10年続く可能性があるということです。高齢化社会が進む中で介護施設は増え続けてきましたが、介護度の高い方や医療依存度の高い方が安心して過ごせる施設はまだまだ少ないと言わざるを得ません。
そのような背景から、長く生きることに後ろめたさを感じてしまわれる方、身の置き場を考えてしまわれる方も少なくありません。
生きること自体に哀しい思いをしてほしくない。
その想いから、私たちは「ナーシングホームこえみ」をつくりました。
私たちの一方通行のサービス提供ではなく、
利用者様、そしてご家族の声に耳を傾けることが
何よりも大切だと考えています。
私たちに何ができるのか、どのようなケアが求められているのか。
良いことも困難なことも共有し、専門職として各々が知恵を出し合うことで、24時間、医療処置と介護ケアを受けられる環境を利用者様お一人おひとりの声を聞き、寄り添い、尊重し、提供しています。
利用者様にはどんなに些細なことでも、不安やご要望があればご相談いただける環境を整えています。日々の過ごし方やケア内容など、一つひとつ丁寧に向き合うほか、場合によってはこれまでなかった新しい試みを検討し、業務に反映していくことで、利用者様とご家族が、これまで抱えてきた不安や心配から解放され安心して過ごしていただけるよう、皆様にとって最善の方法は何かを一緒に考え柔軟に対応していきます。
スタッフ一同一丸となって向き合い、より良い医療・介護サービスを形にすることで、自分の家のようにくつろぎ、病院のように安心できる、幸せを感じられる日々を提供する。そうやって、利用者様の心に笑みをもたらしたい。そういう想いから、「こえみ」という施設名は生まれました。
利用者様の心に笑みをもたらすためには、
私たち自身の心に笑みを宿すことが大切です。
利用者様にとって居心地の良い環境は、決して医療や介護体制だけでつくられるものではありません。ご自宅のようにリラックスし、安心して過ごしていただくには、穏やかで幸せな雰囲気が漂う環境が不可欠。そのためには、私たち自身の心に笑みを宿すことが大切です。
ただ、強い責任感を持って活躍される方が多い業界のためか、気軽に相談することができず、1人で抱え込んでしまう方も多くいます。小さなことから大きなことまで気軽に相談でき、できる限りベストな選択を一緒に考えていける、柔軟な体制を整えることで、利用者様にもスタッフにも、自身の心に笑みを宿す、穏やかで幸せな雰囲気が漂う環境にしたいと思っています。
頑張ることは大事。けれど、頑張りすぎないで。仲間を頼り、協力しながら、前向きな気持ちで取り組んでください。
頑張ることは大事。けれど、頑張りすぎないで。仲間を頼り、協力しながら、前向きな気持ちで取り組んでください。